TOPお知らせミャンマープロジェクトミャンマープロジェクト(16) ~雨季栽培結果報告~
ミャンマープロジェクト
ミャンマープロジェクト(16) ~雨季栽培結果報告~
2016年12月21日

ミャンマーでは、11月14日に満月の祭り(Tazaungmone Full Moon)があり、約半年続いた雨季も終わり、本格的な収穫の時期に入りました。今回はミャンマープロジェクト(13)でお伝えした、8月の洪水被害地の収穫レポートをお届けします。

現地の方も驚いた今年の雨季。8月には堤防が決壊し、多くの田圃が洪水被害を受けました。例年11月に入れば雨も少なくなり、雨季栽培の作物の収穫が開始されるのですが、今年は中旬になっても雨が続くことで収穫ができず、多くの農家さんを悩ませました。

なぜなら、収穫前は稲穂がたわわに実っているため、雨や風に非常に弱く簡単に倒れてしまいます。お米を乾燥させる設備が十分ではない地域がまだ多いミャンマーでは、濡れたり倒伏したお米をそのまま収穫することができません。そのまま収穫してしまうと、湿気てしまい品質が落ち、日持ちしなくなってしまうのです。

また、お米の収穫が遅れると、次の乾季栽培にも影響が出てしまい、作物を育てることが出来なくなってしまいます。

 

■洪水直後の様子%e6%b4%aa%e6%b0%b4%e7%9b%b4%e5%be%8c%e3%81%ae%e6%a7%98%e5%ad%90

例年よりも厳しい雨季栽培でしたが、万田31号は農家さんのために力を発揮しました。ミャンマープロジェクト(13)でお伝えしたKangyidaunt(カンジーダウン)市の田圃でも先日収穫が行われ、収穫時には周辺の農家さんにも多く集まっていただきました。

洪水被害を受けてからの約3ヵ月、洪水の水が引いてから3日おきに1エーカー※で100mlの万田31号を5,000倍希釈で使用していただき、被害の回復に努めました。(※1エーカー = 約4,046.9平方m(一辺が約63.6mの正方形の面積分))

その結果、洪水被害にあった稲とは思えないほど元気に成長し、収穫量はなんと、1エーカーで90バスケット※にもなりました。通常の田んぼでも80バスケット収穫できれば良いため、収穫に集まっていただいた周りの農家さんもとてもびっくりしていました。(※1バスケット=約20.9㎏)

洪水被害のなかった栽培地でも良い結果が出ており、農家さんからは乾季に栽培する豆や米、野菜に使いたいとの声をいただいております。

前回お伝えしたNgakwa(ナクワ)村のお米を購入した農家さんからもお問い合わせがあり、「今年の雨季は雨が多かったせいで、どこを探しても自分の求める米の種がなかなか見つからなかったが、Ngakwa(ナクワ)村でやっと見つけることが出来た。万田31号を自分も使ってみたい。」と、うれしい声をいただきました。

 

■収穫の様子%e5%8f%8e%e7%a9%ab%e3%81%ae%e6%a7%98%e5%ad%90

洪水や病害虫による被害など様々な問題がありましたが、今回の栽培結果でより多くの農家さんに喜んでいただき、万田31号の普及に手応えを感じています。雨季栽培の収穫が終われば、今度は乾季栽培が始まります。

一人でも多くの農家さんに喜んでいただけるよう引き続き、普及に努めてまいります。