このたび植樹したアオギリは、1945年の広島への原爆投下を生き延び、現在も広島市の平和記念公園内で力強く立ち続ける被爆アオギリの“子(二世)”にあたる苗木です。
■ 植樹した苗木との歩み
2010年(平成22年)、「被爆アオギリ百万本里子運動」に賛同して活動されていた杉野氏(弊社名誉顧問・松浦新吾郎(当時会長)の同級生、因島在住)からの依頼を受け、弊社は、被爆アオギリの種子を苗木まで育てる栽培に協力をいたしました。その際、育った苗の1株を、杉野氏から弊社アグリ技術部が譲り受け、以降、社内で大切に管理・栽培してまいりました。10数年にわたる栽培期間には、病害虫による幾度かの試練にも遭いましたが、それを乗り越え、現在は、生命の力強さを感じられる程の高さまで元気に育っています。
■ 戦後80年の節目に植樹する目的
2025年、被爆から80年にあたる節目の年に、復興と平和の象徴ともいえるアオギリを植樹することで、広島県企業として平和を祈念し、また、私たちは「人と地球の健康に貢献する」という我々の企業理念に対する思いを新たにいたしました。今後も、企業理念を実現するため、真摯に取り組んでまいります。